歴史に埋もれた美術作品を発掘してきた京都、星野画廊のコレクションを紹介する企画展が廿日市市の美術館で開かれています。
海の見える杜美術館で公開中の企画展『綺羅ほしの如く』には、実力がありながら歴史に埋もれた作品など82点が公開されています。
日本画家、増原宗一の「夏の宵」は、口紅を塗る女性に1人でトランプ占いをする少女、中心には長い髪の女性などを配置し、怪しくも美しい独特の世界観を描いた作品です。
森守明の作品、「椅子によれる子供」は、バスケットを抱えて座る男の子に緻密な背景を描き、まるでレオナルド・ダビンチの「モナリザ」を意識した作品にも見えます。
また、作者不明のこちらの作品は、子供たちが歌う様子を生き生きと描いた、まさに歴史に埋もれた名作といえます。
この作品展は、廿日市市の海の見える杜美術館で来月21日まで開かれています。