聞こえない、聞こえにくい選手のスポーツの国際大会「東京デフリンピック」の陸上・男子100mの決勝が11月18日に行われ、岩手県の盛岡聴覚支援学校出身の佐々木琢磨選手(31)が銅メダルを獲得しました。
男子100mの決勝には、17日の予選と18日午前の準決勝を突破した8人が出場しました。
盛岡聴覚支援学校出身の佐々木琢磨選手は、前回2022年の大会で日本人として初めて金メダルを獲得していて、大きな注目を浴びる中この大会に挑んでいます。
スタートの直後、やや体勢を崩したように見えた佐々木選手。
すぐに立て直し加速を続けトップスピードに乗せますが、中盤から終盤にかけて前に出ることができず、3位でフィニッシュしました。
それでも前回の優勝タイム、10秒75を上回る10秒63をマークし、銅メダルを獲得しました。2大会連続でのメダルです。
優勝した選手は10秒58のデフリンピック「大会新記録」を、2位の選手は「大会タイ記録」をマークするハイレベルな激戦でした。
佐々木選手は、この大会で他に200mと4×100mリレーにも出場します。
(岩手めんこいテレビ)