11月17日、岩手県花巻市の小学校で、給食のご飯に混入している金属片が確認されました。
児童は金属片を口にしておらず、健康被害の報告はありません。

花巻市教育委員会によりますと、11月17日の午後0時50分ごろ、花巻市内の小学校で給食のご飯を食べ進めていた1人の児童が、ご飯の中に混入している金属片を発見し、担任の教諭に報告しました。

この児童は、ご飯を食べる前に金属片の混入に気付いたため、健康被害もないということです。

ご飯は、岩手県学校給食会が選定した花巻市内の委託業者が提供したものでした。

このため市教委は発覚の翌日、保健所とともに委託業者の施設へ立ち入り検査を実施しました。

その結果、金属片は食器を収納する格子状のかごを補強していたステンレス製のワイヤーだったことが判明したということです。

ワイヤーは変形していなかったことから、力が加わってちぎれるなどした可能性は低く、かごから外れたものとみられています。

委託業者は市内のこの小学校にだけご飯を提供していたため、市教委はこの小学校へのご飯の提供を差し止め、代わりに市内の別の業者のパンを提供しているということです。

この上で市教委は、ご飯に金属片を混入させた委託業者に再発防止策を提出させ、その内容に支障がないと判断でき次第、ご飯の提供を再開することにしています。

(岩手めんこいテレビ)

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