県中部から東部の海域で養殖のカキが大量に死んでいる問題を受け、湯崎知事は必要な支援を検討する考えを示しました。

【湯崎英彦 広島県知事】
「経営に対する影響が出るという想定にはなると思いますので、支障をきたす事業者に対して、養殖経営の維持や安定に必要な支援は検討していきたい」

県によりますと、呉市から東広島市にかけての県中部と、福山市など県東部の海域では、養殖年数の長いカキが大きな被害を受けていて、例年は3割から5割の死滅率が、今シーズンは7割から9割にまで上っているということです。

県は、カキが高水温と高塩分の環境に同時にさらされて起きた生理障害が原因とみています。

深刻な事態を受け、19日は、鈴木農林水産大臣が東広島市のカキ養殖場を視察し、被害状況などを確認する予定で、湯崎知事は国からの財政支援も視野に、事業者に対して必要な支援を講じる方針を示しました。

テレビ新広島
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