広島湾に浮かぶ離島・似島と広島港を結ぶ「似島航路」の維持や改善について話し合う協議会が開かれ、利用実態の報告や今後の運航について意見が交わされました。

広島市で開かれた3回目の協議会には県や市の担当者のほか運航事業者なども参加し非公開で行われました。

似島航路は広島港と似島を結ぶ唯一の交通手段ですが、2つあった航路のうち1つを運航する事業者が今年2月末に撤退するなど、残る事業者も赤字運営が続いています。

会議では航路の利用実態の結果が報告されたあと、1日13往復の便数を減らす案や、適正な運賃設定について意見が出たということです。

【似島汽船・浜本義幸 社長】
「利用者としては高いという割合が多かったんで、そこら辺の兼ね合いですよね。便数をどうするかという問題に対しても、私の方は来島者よりも島民の方にいかに迷惑をかけないかが重点になっているんで」

協議会では似島航路を国の補助対象に認定してもらうため今年度中に改善計画をまとめる方針です。

テレビ新広島
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