2025年2月に大規模な山林火災が発生した岩手県大船渡市で、当時の経験や教訓を生かした消防団の訓練が行われました。
山林火災後、市内の消防団が一堂に会する訓練は初めてです。
11月16日の訓練は大船渡市三陸町吉浜で行われ、市内の12消防団から約100人が参加しました。
訓練は、山火事が発生したものの近くに水源がないため、川などから水を確保してポンプ車とホースで水を中継しながら消火をする想定で行われました。
これは2025年2月に発生した大規模山林火災で課題だった消火活動の一つで、ブルーシートを袋状にして川の水をためることで水源を確保することの指導を、消防署員が行いました。
市内の消防団が一堂に会する訓練は大規模山林火災後初めてで、参加した団員は真剣な表情で訓練にのぞんでいました。
大船渡市消防団 大田昌広団長
「経験のある団員は確認ができ、浅い団員はよい実践となった」
大船渡市消防団では、今後も山林火災に対応した訓練や講習を実施することにしています。