横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから11月15日で48年です。めぐみさんの母校である新潟市の小学校では14日朝、児童たちが帰国を願い集会を開きました。

【新潟小学校6年 富樫航大さん】
「どこでどんな気持ちで過ごしていますか。めぐみさんが拉致されてから48年という長い年月が経ってしまいました」

1977年11月15日に新潟市で北朝鮮に拉致された横田めぐみさん。

母校の新潟小学校では拉致問題への理解を深めようと、毎年、帰国を願う集会を開いていて、この日はめぐみさんの同級生・池田正樹さんが小学校時代の思い出などを紹介しました。

【横田めぐみさんの同級生 池田正樹さん】
「頭がよくて、才能があって、明るくて、やんちゃで大切な同級生だった」

また、めぐみさんの母・早紀江さんも電話で参加し高市政権に対する切実な思いを語りました。

【横田めぐみさんの母 早紀江さん】
「今度こそ力強い母性をもって、この問題を『人間として許せない』という思いで、必ず帰ってくるように力をいっぱいにして戦っていただきたい」

真剣な表情で耳を傾けていた児童たち。6年生は先輩であるめぐみさんへの思いを手紙にしました。

【新潟小学校6年 左宗槙子さん】
「家族や友達と一緒にいることも許されず、自分のいたい場所にいることも許されない。そんなつらさと寂しさは私には想像もつかない」

【新潟小学校6年石山愛莉さん】
「一日でも早く日本に帰ってくることを願っている。私たちもめぐみさんのためにできることを続けていく」

集会の最後には帰国を願う思いを合唱で表現。

【新潟小学校6年 左宗槙子さん】
「来年の集会は帰国を祝う会であってほしいのと同時に、帰ってきたらすぐにご家族とたくさん話して、今まで味わえなかった分の幸せをたくさん味わってほしい」

めぐみさんの拉致から48年となる11月15日、新潟市ではすべての拉致被害者の帰国を願う県民集会が開かれます。

NST新潟総合テレビ
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