東京・墨田区で、地域と銭湯とサウナがつながり、街を元気にする挑戦が行われました。

10月、東京・錦糸町で行われていたイベント。

会場に建てられた看板を見ると「SSS」と書かれています。

これは、すみだ・銭湯・サウナの頭文字を取った墨田区の温浴施設のイベントです。

銭湯ブームが続く一方で、家風呂の普及から年々公衆浴場は減少しているのが現状。

全国で見てみると、ここ3年間だけでも年間100軒ペースで減り続けています。

もちろん墨田区でも例外ではありません。

そしてもう一つ、墨田区では街を支えていた地元の町工場も同じように減っています。

「墨田区の中でも町工場が昔は9000軒あったんですけど、現在は2000軒ぐらいになっていて減少しているというのと、銭湯も同様で数が減ってきているというのがあるので、一緒に地域を盛り上げたいなというのがありました」と話すのは、錦糸町で行列のできる銭湯として有名な「黄金湯」のオーナー新保朋子さん。

元々ものづくりの街として、世界に誇るものづくりの技術や文化が数多くあった墨田区。

区内にある14の銭湯と5つのスパ・サウナ施設がものづくりの工場と融合し、魅力を発信していこうと企画したイベントなんです。