富山県内では朝方の冷え込みが強まり、平野部の街路樹も色づき始めている。特に砺波市の庄川峡では現在、紅葉が見頃を迎え、多くの観光客が庄川周遊の遊覧船からその美しい景色を楽しんでいる。

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「久しくない綺麗さ」と支配人も太鼓判

今年は寒暖差が大きく、紅葉は「当たり年」と言われている。庄川峡の観光遊覧船から見える山々ではブナやモミジが色鮮やかに染まり、まさに今が紅葉のピークだ。

庄川遊覧船の古石吉秀支配人は「従業員も『久しくない綺麗さ』と言っている。メリハリのある綺麗な紅葉。豊富な水と自然と素朴な紅葉をぜひ楽しんでほしい」と話す。

船でしか味わえない紅葉体験

庄川の小牧ダムと船でしか行けない秘湯・大牧温泉を結ぶ庄川遊覧船では、長崎橋で折り返すショートクルーズが1日2便運行されている。約30分の船旅で、13日は風が冷たく感じる天気だったが、乗客たちは遊覧船のデッキに出て、山の紅葉を間近で感じていた。

国内外から観光客が訪れる人気スポット

長野からの観光客は「川の色とあいまってすごくステキ」と感想を述べた。県内からの観光客も「気温少し寒いが、それでも景色が良いからあまり寒く感じない、爽やか」と満足げだ。また中国からの観光客は「とてもきれい、いい感じ、めちゃ楽しかった」と喜びを表現していた。

週末の紅葉狩りに好条件の天気予報

庄川峡の紅葉は20日頃まで楽しめるという。県内は今週末にかけて14日は雲が広がりやすいものの、土曜と日曜日は晴れ間が広がる予想だ。特に日曜日は日中の気温が20度まで上がり、紅葉日和となりそうだ。

紅葉を楽しむ絶好のチャンスとあって、週末は多くの観光客で賑わうことが予想される。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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