大阪・ミナミの繁華街で違法なパチスロ賭博店が摘発された事件で、店からいわゆる「みかじめ料」の名目で金を受け取った疑いで、暴力団組員の男が逮捕されたことがわかりました。
組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、特定抗争指定暴力団六代目山口組三次団体の組員、堀内弘喜容疑者(37)です。
捜査関係者によると、堀内容疑者はことし6月、大阪市中央区宗右衛門町にあった違法なパチスロ賭博店「GOOD」から「みかじめ料」として、現金10万円を受け取った疑いがもたれています。
警察がことし6月に店を捜索した際、パチスロ機26台などが押収されていて、店では通常よりも高額のレートで客に金を賭けさせていたということです。
事件をめぐってはすでに店の経営者や店長とみられる男らが逮捕・起訴されていました。
警察は堀内容疑者の認否を明らかにしていませんが、店の売り上げが暴力団の資金源になっていた疑いもあるとみて、実態解明を進めています。