8年前に閉店し、11月から解体工事が始まった旧さくら野百貨店の跡地について、再開発を進めていた企業が計画を断念したことが分かりました。
旧さくら野百貨店仙台店は、1946年に「丸光」として営業を始めましたが業績の悪化を理由に2017年2月に閉店しました。
その後はドン・キホーテの運営会社、「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」が、再開発に向けた調整を進めてきましたが、複数の地権者との間で難航し、閉店から8年8カ月あまりが経った11月、ようやく解体工事が始まっていました。
再開発の計画では解体後の跡地に低層階に商業施設が入るオフィス棟とホテル棟2棟を建設する予定でしたが、この計画について企業側は建築費の高騰など総合的な判断から、計画を断念したということです。
解体工事は再来年6月末まで予定通り進められる方針で、解体後の土地の活用方法は「未定」としています。