スマートフォンのアプリを活用したカキの養殖が有明海で行われています。
荒尾漁協と荒尾市では、新たな特産物にしようと4年前からカキの養殖に取り組んでいて、昨シーズンは2万5000個を出荷しています。
今年7月からは、徳島県の水産ベンチャー企業『リブル』が開発したシステムを導入。
センサーで海水温や栄養分、日照時間などを観測してデータベース化し、それを基に出荷量の増加や品質向上につなげる狙いです。
この日は、漁協の職員や『リブル』の社員がスマートフォンを使ってカキの大きさや重さなどのデータを入力。
今後、『海の環境』と『カキの成長具合』のデータを見比べながら養殖作業を進めていくということです。
【荒尾市農林水産課 林田 昌吾 主事】
「アプリで見てみると成長のグラフなど客観的に見ることができるので、傾向をつかんでデータを集めていけばコントロールできると思う。しっかり管理し分析して大量生産ができるようになればと思う」
荒尾漁協では、この新たなシステムを活用して今後、現在の4倍に当たる10万個のカキの出荷を目指します。