海で事故が起きたときの救助技術を磨こうと11月11日、新潟市で若手の海上保安官による競技会が開かれました。
11日、新潟市中央区で開かれた第九管区海上保安本部主催の『警備救難競技会』。
海難事故の発生に備え、救助技術を向上させようと毎年開かれているもので、県内のほか富山や石川から若手の海上保安官8人が参加しました。
競技会では海上保安官が2人1組でバディを組み、心臓マッサージなどを行う“心肺蘇生”や要救助者を抱え、片道25mのコースを往復する“搬送”など4つの救助技術について、それぞれ早さと正確性を競います。さらに…
【記者リポート】
「こちらでは現在、救助に必要な酸素ボンベを装着する早さ、そして正確性を競う競技が行われていますが、それを評価するのは先輩の機動救難士です」
【機動救難士】
「最初はちゃんと(ベルトを)締められたと思うが、半結びで思いっきり引きすぎて緩んでいたように見えた」
海難救助のエキスパート“機動救難士”が厳しい目で技術を評価。緊張感が漂う中、参加者は日頃の訓練の成果を発揮していました。
【新潟海上保安部 澁澤拓海さん】
「(救助は)1人ではとても難しい。バディとの息がとても大事なので、バディとの連携というのがとても大変だった」
【第九管区海上保安本部救難課 中條智 課長】
「海難(事故)が発生したときに、安全迅速に対応できるように、しっかりとした技術を身に着けてほしい」
この競技会は来年も行われる予定です。