血液学の進歩に大きく貢献した研究者に贈られる血液学会賞に佐賀大学の教授が選ばれました。

血液学会賞を受賞したのは佐賀大学医学部の木村晋也教授63歳です。
この賞は日本血液学会が血液学の発展に功績を残した研究者ひとりに毎年贈っているものです。
木村教授は長年にわたり慢性骨髄性白血病を中心に血液がんの研究を続け、経口投与が可能な新薬を開発したことなどが評価されたということです。

【佐賀大学医学部 木村晋也教授】
「研究は他の方から言ったらかなり遅く始めた。そして佐賀大学という比較的地方のそんなに大きくない大学でも頑張ればこういう賞が頂ける、そして患者さんに貢献できるということを若い医師や研究者に示せたのかとそういうところは非常にうれしく思いました」

慢性骨髄性白血病は、以前は数年で命を落とす「不治の病」とされてきましたが現在は薬の開発や研究などにより患者の半数ほどが完治できるようになっているということです。

サガテレビ
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