「老老介護」の末、102歳の母親を殺害した罪に問われている71歳の女に検察側は懲役8年を求刑しました。
小峰陽子被告(71)は2024年7月、東京・国立市の自宅で102歳の母親の首をひもで絞めるなどして殺害した罪に問われています。
11日の裁判で検察側は「窒息死に至るまで首を絞め、苦しんでいたのに包丁を突き刺した」とした上で、「見放されたという、その時の感情に任せて犯行に及んだ」として懲役8年を求刑しました。
一方、弁護側は「長期にわたる介護で疲弊し、冷静な判断ができなくなった」などと主張し、懲役3年、執行猶予5年を求めました。
小峰被告は裁判の最後に「今述べておきたいことはありません」と話し、結審しました。
判決は11月17日に言い渡されます。