サッカーJ2のカターレ富山は、9日にホームで元J1のサガン鳥栖を破り、J2残留へわずかな望みをつなぎました。

*リポート
「残り3試合、冷たい雨と風の中きょうもサポーターは声援を送ります。J2残留をかけた戦いがまもなく始まります。」

負ければ無条件にJ3降格が決まる9日の試合。

カターレはホームで昨シーズンまでJ1でプレーしていた8位のサガン鳥栖と対戦。

J2残留へ後がないカターレ前半30分でした。

今シーズン限りでの現役引退を発表している富山市出身の佐々木が技ありの先制のゴール。

後半も勢いは止まりません。末木から佐々木。

FW古川のシュートは弾かれますが、そのこぼれ球に溝口。溝口のJリーグ初ゴールで2点目。

さらにその5分後。ゴール前で深澤がパスをカットし、最後は末木のミドルシュート。3点目を追加し、リードを広げます。

その後セットプレーから得点を許したものの3対1でおよそ1カ月ぶりの勝利。

3得点は3月のジュビロ磐田戦以来で今季最多タイ。

一方、残留を争う17位の熊本が仙台に敗れたため今節での降格は回避。

J2残留へ望みをつなぎました。

*カターレ富山 安達亮監督
「何とかならないかな、何とかしてやるという気持ちはより増えている。とにかく最後まで全力でやる。」

*カターレ富山・先制点を決めた佐々木陽次選手
「残り2試合残留に向けて全員でそれぞれの役割を全うして頑張りたい」

カターレは勝ち点3を積み上げ、残留圏17位熊本との勝ち点差は4に縮まりましたが、依然厳しい状況には変わりありません。

次戦も負ければ降格が決まり、引き分けもしくは勝っても熊本の成績次第となります。

ただ残り2試合連勝すれば、残留の可能性も残っています。

最後まで諦めないプレーを期待したいです。

富山テレビ
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