岡山市がコロナ禍の物価高騰支援として、国から受けた旧市民会館の光熱費の補助名目の交付金は払い過ぎだったと会計検査院から指摘されたことを受け、市は約710万円を返還することを決めました。
岡山市は通常、3月に施設の指定管理者に対して年度内の光熱費の高騰分を支払い、同じ額の交付金を国に事後申請しています。ただ、2024年3月に閉館した旧岡山市民会館の2023年度分については、特例として、3カ月前倒して、2023年12月に支払いました。
前倒した分は、前の年の実績をもとに、見込み額で算出したため、結果的に実際よりも約710万円多くなり会計検査院から過大に給付を受けたと指摘されました。
新しい市民会館、岡山芸術創造劇場ハレノワは旧市民会館の閉館より前に、オープンしていて市は、旧市民会館の利用者の大幅な減少が想定され、資金ショートの恐れがあったことから支払いを早めたということです。
会計検査院の指摘を受け、市は約710万円を国へ返還するとしています。