プレスリリース配信元:paiza
ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を運営するpaiza株式会社(東京都港区、代表取締役社長/CEO 片山良平)は、paiza登録ITエンジニアを対象にITエンジニアが生成AIを導入することによる生産性への影響について調査を実施しました。

<調査サマリー>
- 生成AIの導入で週あたりのコーディング時間が減った実感があるITエンジニアは50.7%。
- 生成AIの導入でコードを読む時間の変化は増/減/不変に綺麗に分かれる
- 実務経験5年未満のITエンジニア71.6%が生成AIを使わない開発には戻れないと回答
- 生成AI利用フェーズランキング!2位調査を抜いて1位だったのは実装フェーズ
- 生成AIツール利用ランキング!ITエンジニアが愛用する生成AIツールTOP10
1.生成AIの導入で週あたりのコーディング時間が減った実感があるITエンジニアは50.7%

今回の調査で、ITエンジニアの半数以上が生成AIの活用によってコーディング時間が実感値平均で約8時間/週(約0.2人月)短縮されたと回答しました。これは、単純作業の効率化だけでなく、より創造的な業務や設計に時間を割くことが可能になったことを示唆しています。一方で、約4割のエンジニアは時間に変化がないと回答しており、生成AIを使いこなすための学習コストや、業務への統合にはまだ課題があることも明らかになりました。
2.生成AIの導入でコードを読む時間の変化は増/減/不変に綺麗に分かれる

生成AIが生成したコードの正確性を確認するため、コードを読む時間が増加したエンジニアがいる一方で、AIによるコードの要約やコメント生成機能によって、読む時間が減少したエンジニアも存在することが判明しました。この結果は、生成AIの活用方法が多岐にわたることを示しており、個々のエンジニアのスキルや業務内容によって、その影響が異なることを示唆しています。
3.生成AIを使わない開発に戻れるか?業務経験による差異は


経験年数別に分析すると、生成AIへの依存度に差が見られます。実務経験5年未満の経験の浅いエンジニアは生成AIを使わない開発に戻れないと強く思う・そう思うと答えた割合が71.6%にのぼり、生成AIが提供する即時的なアウトプットを強く求めている傾向が見受けられます。一方、実務経験5年以上のITエンジニアは59.4%と比較的生成AIに対する依存度は低い結果となりました。
4.生成AI利用フェーズランキング!2位調査を抜いて1位だったのは実装フェーズ

今回の調査で、生成AIの活用が最も進んでいるのは「実装フェーズ」であることが判明しました。生成AIのない時代は0からプログラムを実装する際に過去の類似コードを自身で検索し引用、編集するという手法が主であったのに対し、過去データを学習したうえでのコードの自動生成やスニペットの提案といった機能が生産性向上に貢献していると推察されます。生成AIは、エンジニアの作業の「触媒」や「アシスタント」としての役割を強く果たしていることが再確認されました。
5.生成AIツール利用ランキング!ITエンジニアが愛用する生成AIツール

1位:ChatGPT
2位:Gemini
3位:GitHub Copilot
1位ChatGPT、2位Geminiという結果はITエンジニアが生成AIを単なるコード生成のためだけではなくより幅広い用途で活用していることを示唆しています 。
3位がGitHub Copilotとなったのはコードを自動生成したり、スニペットを提案したりする機能を持つ、よりITエンジニアの実務的な補助ツールとして使われるためと推察されます。
■paiza株式会社 代表取締役社長/CEO 片山良平
生成AIのみならず、様々なツールの活用状況は所属している組織の環境に大きく左右されますが、その環境の差異を加味しても生成AIはITエンジニアの生産性に大きく影響していると考えられます。
今回の調査結果は、ITエンジニアの生産性に生成AIが大きく寄与しており、生成AIは、エンジニアの作業の「触媒」や「アシスタント」としての役割を果たしているという再確認ができる内容となりました。
一方で、「生成AIを使わない開発に戻れるか」の設問で示唆されたように経験年数による生成AIへの”依存度”の違いも見てとれます。
生成AIの活用が進む中で、AIが生成したコードを適切に評価し、より高度な開発に活かしていくためには、ITエンジニア自身の確かなスキルが不可欠です。
生成AIへ「依存」するのではなく、ITエンジニアが自らのキャリアを主体的に築き、絶え間なく成長できるプラットフォームを提供し続けたいと私たちは考えています。
「世界を変えるのは、異能だ。」と考えるpaizaでは、「異能をのばせ。」をコンセプトに「人と企業に絶え間ない成長を促す唯一無二のプラットフォーム」作りをおこなっています。今後ともこのプラットフォームを通じて、IT人材を採用する企業、IT人材を育成する教育機関、IT人材として活躍する・活躍を目指す個人に役立つサービスの提供を行ってまいります。
■調査概要
調査名:「生成AI時代のエンジニアのスキルアップに関する意識調査(2025年版)」
調査対象:paiza登録ITエンジニア629名
調査期間:2025年7月3日(木)~7月19日(金)
調査方法:インターネットによる調査
■paizaについて
paizaはITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォームです。オンラインでのプログラミングテスト「paizaスキルチェック」を受験してスキルを証明し、それを使って転職・就職する独自のサービスで、2025年9月現在、paizaの登録者数は約92万人。4,800社を超える企業が採用に利用しています。「paizaスキルチェック」の総受験回数は3,320万回(2025年9月現在)に達しています。
「paiza転職」は、ITエンジニアの“スキルを可視化“し、実力重視で企業とマッチングするITエンジニア向け転職サービスです。そのほか、学生向け就職サービス「paiza新卒」、未経験、若手エンジニア向け転職サービス「EN:TRY」、フリーランスエンジニア向けマッチングサービス「paizaフリーランス」および転職・就職直結型のプログラミング学習サービス「paizaラーニング」を展開しています。現役エンジニアの転職はもちろん、「paizaラーニング」で学んだ後に「スキルを可視化」して転職、就職する例も多数生まれています。
■会社概要
・社名: paiza株式会社
・代表者: 代表取締役社長/CEO 片山 良平(かたやま りょうへい)
・資本金: 140,000千円(資本準備金含む)
・設立: 2012年2月13日
・許認可: 有料職業紹介事業許可13-ユ-305439
労働者派遣事業許可 派13-317888
・URL: https://www.paiza.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
paiza株式会社 広報部
担当 :岸
Email:contact@paiza.co.jp
※記載されている会社名・サービス名はpaiza株式会社の商標又は登録商標です。
※「paizaスキルチェック」はpaiza株式会社が特許を取得したプログラミングスキル評価システムです(特許番号 第5649148号)。オンライン上で実際にコーディングテストを行い、受験者のプログラミングスキルを6段階(S~Eのpaizaランクを付与)で客観的に可視化するものです。
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