松江ゆかりの文豪・小泉八雲とその妻・セツをモデルにしたドラマの放送に合わせて、八雲と交流のあった松江の人々を紹介する企画展が、島根大学で開かれています。
松江市の島根大学附属図書館で開催中の企画展『手紙がつなぐ記憶とまなざしーラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と地域の人びとー』。
現在放送中の松江が舞台の朝ドラをきっかけに、八雲と交流のあった松江の人々にも目を向けてもらいたいと企画されました。
ドラマで俳優の吉沢亮さんが演じる「錦織友一」のモデル・西田千太郎や、松江の名士で、八雲の功績を世に広めた桑原羊次郎にまつわる資料約30点を紹介しています。
羊二郎が聞き取り調査をもとに八雲の私生活の様子をまとめた原稿。
ドラマ内の一部のエピソードの元になっているとも言われています。
八雲が千太郎に送った手紙の原本。
日本に帰化した際に「小泉八雲」と名乗ることを決めたことを報告していて、2人の深い仲が伺えます。
島根大学附属図書館・佐藤陽子主任:
「(ドラマを通じて)初めてハーンという人物を知った学生や市民の方もおられるかもしれません。そうした方にぜひハーン以外の周辺人物にも目を向けていただければなと思っております」
この企画展は、12月1日まで島根大学附属図書館で開かれています。