熊本県の木村知事は2026年3月から、人気漫画ONE  PIECEとコラボした『熊本復興プロジェクト』10年展を開催すると、10月29日の定例会見で発表した。2026年4月で熊本地震から10年。熊本県が、これまでの『復興の軌跡』を発信する。

『ONE  PIECE 熊本復興プロジェクト』10年展

木村知事は10月29日の定例会見で「ONE  PIECEと共に、熊本にしかできない復興を共に喜び、分かち合う10年展にしたい」と思いを語った。

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『ONE  PIECE 熊本復興プロジェクト』は、熊本出身の漫画家・尾田栄一郎さんが熊本地震の本震の直後に送ったメッセージをきっかけに、人気漫画『ONE  PIECE』と熊本県が連動して行っているもの。

主人公・ルフィの「必ず行くぞ」の言葉通りに、プロジェクトでは被災地に設置された10体の『麦わらの一味』の銅像をはじめ、南阿蘇鉄道を走る『サニー号トレイン』や、熊本空港に飾られた『大海賊百景』など、これまでも復興に向かう熊本を後押ししてきた。

10年展のロゴも発表 復興の10年を体験

木村知事は「この10年間の復興の軌跡を見て、知って、体感できる。そんな展示内容にしたい」と話した。

10年展は2026年3月20日から5月24日の約2カ月間、熊本県立美術館本館で入場無料で開催される。

詳しい内容について木村知事は「今後、熊本県と尾田さん、集英社の間で詰めていく」と述べた上で、「ONE  PIECEの世界を通して、熊本地震からの10年を体感できるものにしたい」としている。

(テレビ熊本)

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