テレビドラマなどで活躍する人気俳優、松重豊さん。2011年の東日本大震災の被災地、福島県を応援するため、10月31日、岡山市で開かれたフォーラムに登場しました。
(松重豊さん)
「「だめだよ、だめだよ、やめた方がいいよ」は「おえんて、おえんて、やめられーて」。岡山の人はすごく、イタリア語っぽいなと」
流ちょうな岡山弁を披露し、会場に集まった約140人の心をつかむ松重さん。10代で上京した際、岡山出身の知り合いが多く、自然と覚えたと言います。
このフォーラムは、福島県が復興支援のお礼として開いたもので、松重さんの登壇を前に内堀雅雄知事が福島の現状を報告しました。
原発事故による放射性物質の汚染問題は、地道な除染作業によって着実に改善していますが、農水産物の風評被害など依然として課題は多いとしました。そうした中、松重さんは福島を舞台にした大河ドラマの出演で絆ができたとして、現在、県の広報動画に「福島豊」という高校生の役で、協力しているということです。
(松重豊さん)
「学生服を着て、高校の文化祭の実行委員長として福島のまちを歩いて、色々な所で文化、産業を知って文化祭に展示したいと。まち歩きをするユーチューブにできたら。私がやるので、ついでにおいしいもの食べさせてもらう」
グルメをテーマにしたドラマがヒットした松重さん。福島の酒蔵などとパネルディスカッションも行い、時折、笑いを交えながら福島の食や文化をPRしました。
(松重豊さん)
「福島のことを知らなかったが、行けば行くほど魅力が深まるし、新しい発見がある」
 
       
         
         
        