民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、長野市の金属製品塗装会社「吉田工業」が10月22日に長野地裁から破産手続き開始決定を受けたことがわかりました。

同社は2009年に設立され、建設機械や信号機、洗車機の部品をはじめ半導体製造ラインの架台、防音装置カバーなどの吹付塗装を行うほか、室内用自動販売機の転倒防止鉄板の製造も手がけ、2020年1月期には約2300万円の年間売上高を計上していました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で受注は減少。感染緩和後も低迷は続き、2025年1月期の年間売上高は約1800万円にとどまっていました。

収益性も乏しく、資金繰りがひっ迫する中、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したということです。

負債は約2500万円を見込んでいます。

長野放送
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