信号機のない横断歩道での自動車の停止率の調査で長野県が10年連続で全国1位になりました。県警は、「県民の皆さまがしっかりと取り組んでいただいた成果」としています。

調査はJAF・日本自動車連盟が信号機の無い横断歩道を都道府県ごとに2カ所ずつ選び、職員が渡ろうとした際の車の停止率を調べたものです。

それによりますと、長野県の停止率は88.2%で過去最高となり、調査開始以来10年連続で全国1位となりました。

2位は岐阜県で78.0%、3位は福岡県で77.7%でした。

最下位は山口県の34.3%で、全国平均は56.7%でした。

長野県が10年連続1位となった要因については、子どもの頃からの交通安全教育の影響や、県警などが実施している「横断歩道ルール・マナーアッププロジェクト」が功を奏したとみられます。

県警は、「県民の皆さまがしっかりと取り組んでいただいた成果であり、引き続き、啓発活動などを推進し、横断歩道上における交通事故ゼロを目指してまいります」とコメントしています。

■信号機のない横断歩道の一時停止率

【信号機のない横断歩道の一時停止率】(JAF調べ)
全国平均 56.7%
1位 長野県 88.2%
2位 岐阜県 78.0%
3位 福岡県 77.7%
4位 熊本県 77.4%
5位 宮崎県 76.5%
6位 福島県 74.5%
7位 滋賀県 72.9%
8位 石川県 70.3%
9位 兵庫県 67.9%
10位 栃木県 67.8%
11位 岩手県 67.2%
11位 静岡県 67.2%
13位 岡山県 66.9%
14位 愛媛県 66.7%
15位 三重県 66.4%
16位 山梨県 65.3%
17位 奈良県 64.3%
18位 神奈川県 62.8%
19位 鳥取県 62.6%
20位 宮城県 62.1%
21位 広島県 61.6%
22位 富山県 60.9%
23位 群馬県 59.8%
24位 島根県 58.9%
25位 新潟県 57.0%
26位 山形県 55.8%
27位 秋田県 55.1%
28位 高知県 54.8%
29位 京都府 53.6%
30位 鹿児島県 53.2%
31位 佐賀県 50.6%
31位 長崎県 50.6%
33位 青森県 50.4%
34位 愛知県 48.9%
35位 千葉県 48.4%
36位 埼玉県 47.9%
37位 徳島県 46.1%
38位 香川県 46.0%
39位 茨城県 44.2%
39位 東京都 44.2%
41位 和歌山県 41.5%
42位 大分県 38.6%
43位 北海道 38.1%
44位 沖縄県 36.9%
45位 福井県 35.8%
46位 大阪府 35.5%
47位 山口県 34.3%

長野放送
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