北海道教育委員会は10月30日、居眠り運転で交通事故を起こし生徒にけがをさせる事故を起こした教師と、酒気帯び運転で検挙された事務職員を、それぞれ懲戒処分にしたと発表しました。
■部活送迎中に居眠り運転で事故
新ひだか町の中学校に勤務する43歳の男性教師は2024年12月28日、顧問を務める卓球部の生徒4人を公用車で大会へ引率した際、時速50キロで走行中にうたた寝をし、路外にそれ、街路樹に衝突したあと、前方の公用車にも追突しました。
この事故で同乗していた男子生徒が右腕を骨折しました。
男性教師は、居眠り運転をした原因について「前日、体調不良で寝不足だった」と釈明していて「二度とこのようなことを起こさないようにしたい」と話しているということです。
道教委は10月30日付で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分としています。
■基準値2倍…酒気帯び運転
また、江差町の中学校に勤務する33歳の男性事務職員は2025年7月6日、函館市内で乗用車を運転中、警察官に停止を求められ、呼気検査で基準値2倍の呼気アルコールが検出されました。
男性事務職員は、酒気帯び運転の疑いで略式起訴され、8月17日に函館簡易裁判所は罰金30万円の略式命令を下しました。
男性事務職員は前日の夜に友人と市内の飲食店で深夜まで飲酒したのち、飲食店近くの駐車場に停めていた自家用車内で朝まで仮眠をとったということで、「酒は抜けていると思って運転した。大変深く反省している」と説明しているということです。
道教委は30日付で停職5カ月の懲戒処分としました。
 
     
       
         
         
        