ある飲食店チェーンの店舗数の推移です。2021年にはわずか6店舗。しかし2024年と2025年で、50店舗以上に急成長を遂げました。
その人気店が北海道に初上陸します。全国的なブームを巻き起こしている、その理由とは?
しびれるような刺激を意味する「麻(マー)」。唐辛子の辛さの「辣(ラー)」。
鶏・豚・牛のスープに薬膳スパイスを30種類以上加えた、中国・四川省発祥の「麻辣湯(マーラータン)」。スパイシーなスープ料理です。
「赤身のあるスープにはスパイスがたくさん入っていて粒も見えますね。美味しい!ほっと身体が温まります。確かにピリッと痺れる辛さはありますが、スープ自体もすごく旨味が感じられます」(板橋未悠アナウンサー)
色鮮やかな具材を、スープがたっぷりしみこんだ春雨で味わう「麻辣湯」。いま全国的なブームだといいます。
「つるつる、もちもちで、すごく喉越しの良い麺ですね。スープの味がしみこんで相性もとてもいいです」(板橋アナウンサー)
この「麻辣湯」をウリにここ数年、全国的に店舗を爆発的に増やしているチェーン店『七宝麻辣湯』が10月31日、札幌市中央区の『COCONO SUSUKINO』にオープンします。
「去年の秋ぐらいから人気が出始めた。20代、30代の女性を中心に人気が広まった」(七宝麻辣湯 竹森拓磨さん)
このチェーン店、4年前まではわずか6店舗でしたが、2024年から人気が爆発!
年内に50店舗以上に増える予定。2025年オープンした福岡や新潟、仙台では開店時に100人以上が行列を作りました。その人気のワケとは?
「春雨は”罪悪感のない食べ物”というところが、女性にすごく人気になっている」(七宝麻辣湯 竹森さん)
満足感がありながら低カロリーの春雨。スープに使われている薬膳スパイスもヘルシーなイメージを高めているようです。
さらに、このお店人気のワケがもう1つあるんです。それが“無限の味のカスタマイズ”です。
「食材が30種類以上あり、どれを選んでも1グラム3.1円の量り売りになっています。この”魚卵団子”が人気です。中には魚卵が入っていて、周りは魚のすり身でできた団子になっています。”ブンモジャ”は、ジャガイモを使った春雨で、もちもち、ぷるぷるとした食感が楽しめます」(七宝麻辣湯 三觜剛志さん)
この店の「麻辣湯」は基本のスープと春雨で620円。野菜やきのこなど30種類を超える具材は量り売りです。
「もう150グラムもいっていました!ちょっと欲張りすぎちゃいましたかね?」(板橋アナウンサー)
「基本のスープと春雨、量り売りの具材と合わせると1085円です」(七宝麻辣湯 三觜さん)
店頭のショーケースに並ぶ野菜などの具材は1グラム3.1円の量り売り。これは本場・中国での「麻辣湯」の販売方法に習っているといいます。
「辛さは0~10辛までご用意していますが、辛いのが苦手な方は1辛をおすすめしています」(七宝麻辣湯 三觜さん)
「正直、あまり辛い物が得意じゃないので1辛でお願いします」(板橋アナウンサー)
別料金でトムヤムクンや坦坦風味にスープを変えたり、春雨も中華麺などにチェンジが可能。お肉や海産、パクチーや納豆など、後のせトッピングも豊富にあって、カスタマイズはまさに無限大です。
板橋アナウンサーは1辛の基本のスープとスタンダードな春雨に、量り売り具材は魚卵団子やトマトなどをセレクト。さらに1つ150円の豚肉と半熟味玉をトッピングして合計で1385円でした。
具材の1つに今、女性に大人気という春雨”ブンモジャ“も選んでみました。
「すごく大きいですね。ぷるぷるです!これも春雨なので野菜由来でヘルシーなのがすごくうれしいと思います」(板橋アナウンサー)
『七宝麻辣湯 COCONO SUSUKINO店』。10月31日のオープン当日は全品半額です。
さらに2026年1月には札幌市内に2店舗がオープンする予定。札幌にもいよいよ「麻辣湯ブーム」が巻き起こりそうです。