マグロなどの魚をさばくパフォーマンスを行う女性だけのグループが、今年、仙台で結成されました。
女性だけのグループは東北で初めてだということです。

大きなマグロをさばくのは、小柄な女性たち。
その名は、「仙台サバキ女子」。

魚の消費拡大につなげようと水産会社の女性社員たちで今年結成したグループです。
マグロの解体ショーなどを通して魚のおいしさをPRします。

魚をさばくパフォーマンスをする女性だけのグループは東北では初めて。
水産業関係者からの大きな期待も背負っています。

この日は、関係者を前に発足式が行われました。

リーダー・まこちゃん
「こうやって私たちサバキ女子が活躍することで女性も水産業でこんなに活躍しているんだってところを皆さんに知っていただけたらうれしいです」

メンバーたちは普段、水産会社で働いています。
魚の姿は見当たらないオフィスが本来の仕事場です。

マグロの解体は全員が初心者。今年「サバキ女子」を結成して練習を始めました。

指導者
「線あっちゃ、マグロの線。そこの手前でも奥でもなくて線の上に(包丁を)入れてけば中心だから」

大先輩の指導を受けながら練習を続けます。
大きなマグロをさばくのはかなりの力も必要です。

「あぁ重い、何キロですかこれ。30何キロ?うおー」

練習は主に朝。通常業務の合間を縫って、包丁を握ります。
この日もマグロをさばいたあとオフィスに向かいました。

ほやドル 萌江さん
「仙台サバキ女子のメンバーを紹介します。まこちゃん、こまっちゃん、みっちゃん、ゆうこっち、なっちゃん、そして私、仙台サバキ女子応援大使のほやドル萌江です。皆さんどうぞよろしくお願いします」

初めての舞台が近づき、台本の読み合わせ。
どのようにしたら分かりやすく、喜んでもらえるパフォーマンスができるのかメンバーで話し合いを続けました。

「せーの!エイエイオー!!」
初の舞台は勤務する水産会社の商品PRイベントです。

「よろしくお願いしまーす」

水産関係、食品関係など食のプロが多く集まる中磨いてきた腕前を披露します。

リーダーまこちゃん
「取れましたー!」

初のパフォーマンスは大成功に終わりました。

リーダーまこちゃん
「全国の方に東北の魚の良さをPRして魚っておいしいんだよっていうことを伝えていけたらいいなと思います」

魚のおいしさを伝える、サバキ女子の挑戦は始まったばかりです。

仙台放送
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