秋田市では、中心市街地にある千秋公園や周辺でクマが相次いで目撃されています。市は園内に箱わなを追加し、2基設置しましたが捕獲には至っていません。市はクマの捕獲に対する報奨金の支給などを盛り込んだ緊急対策を実施します。
秋田市の中心市街地にある千秋公園や周辺ではクマが相次いで目撃されていて、市は御隅櫓付近に箱わなを1基設置しましたが捕獲に至らず、最初の目撃から5日目となった30日に1基追加しました。
また、27日には市内の雄和萱ケ沢の田んぼの側溝で81歳の女性が遺体で見つかり、「クマに襲われた」と断定されました。
こうした状況を受け、市は緊急の対策として予備費1169万5000円を充てることを決めました。
有害捕獲にあたる猟友会員の1日当たりの出動報酬を現在の2倍となる8000円に引き上げるほか、11月1日から2026年2月15日までの狩猟期間は、クマ1頭を捕獲するごとにハンターに報奨金1万円を支給します。
また、市が所有する箱わなを増やすほか、24時間監視可能な自動撮影カメラを8台導入します。
さらに、有害捕獲に必要な資格を持つ人を対象に「公務員ハンター」を募集します。
学校生活にも影響が出ています。市内の小中学校に登下校の際に保護者による送迎をお願いするよう呼びかけるほか、クマへの不安から登校を控える児童生徒が自宅で学習した場合、出席扱いとします。
 
     
       
         
         
        