都城市は、不登校の中学生を対象とした「学びの多様化学校」を来年4月、南九州大学に開校予定であることを発表しました。
大学構内での設置は全国で初めての取り組みです。
これは、都城市と南九州大学が合同で発表しました。
来年4月開校予定の「学びの多様化学校」は、「都城市立あやめ野中学校」と名づけられ、都城市に住民票がある不登校の中学生が対象です。
生徒は南九州大学都城キャンパスのひばり館で、月曜日から金曜日まで1日4時間の授業を受けます。
授業では大学生との交流もあり、コミュニケーション力の向上など教育の充実を図ります。
(都城市  池田宜永市長)
「一般的な学校とは違う雰囲気の中で学ぶことは、悩みを抱える生徒の学校への抵抗感を軽減することにもつながるのではないかと考えております」
(南九州学園  中瀬昌之理事長)
「大学の持つ知と環境は大きな力になると考えています。多角的な専門性の連携を通して、生徒たちの探究心と社会性を育む多様な学びの提供を模索してまいります」
都城市教育委員会では11月4日と9日に入学希望者を対象した説明会を開く予定で、これまでに61人の申し込みがあるということです。
 
       
         
         
        