10月30日朝、新潟県五泉市の小学校の敷地内で、クマ1頭が目撃されました。クマの被害は確認されていませんが、小学校は急遽、臨時休校の対応をとりました。

クマが目撃されたのは、五泉市の五泉東小学校の敷地内です。

学校関係者によりますと、10月30日午前7時前、近くに住む男性が小学校の前の道路で犬の散歩していたところ、小学校敷地内から「カサカサ」と物音がしたため、振り向くと、音がした方向からクマが現れ、男性に向かって突進してきたということです。

小学校と道路の間にはフェンスがあり、クマはそのフェンスに激突。その後、近くを流れる早出川の方向へ逃げていったということです。男性にケガはありませんでした。

クマが発見された小学校の敷地内にある森は、普段は児童の遊び場となっている場所で、この時期はクマのエサとなるどんぐりの実などが豊富に実っていて、クマはこうした木の実を狙い、森の中にいたとみられています。

小学校は通行時間帯で、すでに登校している児童もいましたが、警察からの連絡を受け、教職員が家に送り届けたほか、10月30日は臨時休校にする対応をとりました。

小学校では10月31日は通常通り授業を行いますが、登下校時は保護者の送迎を原則とするとしています。

付近に住宅街もあることから、警察は五泉市役所と連携し、近隣住民に注意を呼びかけています。

NST新潟総合テレビ
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