海面から湯気のように立ち上る霧。
30日朝、富山・高岡市の海岸で確認された「気嵐(けあらし)」です。
朝日で黄金色に染まる女岩と、その後ろに見える立山連峰との見事なコラボレーションが見られました。
高岡市は今シーズン一番の寒さとなり、11月中旬並の最低気温7.1度を観測しました。
海岸には夜明け前からカメラを手にした人が集まり、冬の幻想的な風景を撮影していました。
30日は全国的にこの秋一番の冷え込みとなり、東京都心もこの秋、初めて1桁となる最低気温9.7度を観測。
全国で最低気温0度未満の冬日となった地点が、今シーズン初めて200を超えました。
愛媛・大洲市は30日朝、例年、この時期に盆地で発生した霧が肱川を伝って海へ流れ込む「肱川あらし」と呼ばれている現象が見られました。
今回は時間などの条件がそろわず認定とはなりませんでしたが、この冷たい霧が流れ込む橋では寒さに耐えながら歩く生徒や児童たちの姿が見られました。
山形・尾花沢市の銀山温泉では、紅葉が見ごろを迎えようとしていました。
赤や黄色といった色づく木々が観光客の目をいやしていました。
関東では秋に咲く珍しい花が見ごろを迎えていました。
群馬・安中市では秋限定で楽しめる“白いヒマワリ”です。
施設によると試験的に植えた際に、来園者から珍しいと好評を集めたことから、3年前から本格的な栽培が始まり2025年は4万本の白いヒマワリが咲き誇っていました。
見事に咲き誇る白いヒマワリですが、2025年は記録的な猛暑の影響を受け、開花までにはさまざまな困難があったといいます。
アイリスの丘・宮下梅子さん:
今年は夏の暑さで8月はほとんど雨が降らなかった。それで3回も(種を)まき直した。
その影響で、1回目と3回目の種で育ったヒマワリの成長にばらつきが出ました。
宮下さんによると「いつもなら咲きそろっている。今年はちょっとまばらになった」といいます。
さらに花びらが赤い品種のものや、猛暑を乗り越えたダリアも見ごろとなっていました。
31日のハロウィーンは全国的に雨となりそうです。
西から雨雲が北上し、関東は夕方から警報級の大雨の恐れがあり注意が必要です。