静岡県の御殿場プレミアム・アウトレットで、“空飛ぶクルマ”のデモ飛行が行われました。
集まった人の視線の先にあるのはヘリコプターではなく、次世代エアモビリティとして期待される空飛ぶクルマ「eVTOL」です。
静岡県の御殿場プレミアム・アウトレットに2025年5月に完成した離着陸場を活用して、三菱地所による空飛ぶクルマの実証実験が行われました。
商業施設で行われるデモ飛行は国内初です。
実際に乗車してみると、座席は車と同じような形でシートベルトもついています。
室内は思った以上に広く、足も伸ばすことができるということです。
地上の車と変わらない空飛ぶクルマの運転席。
この場所で実証実験を行うことが、三菱地所が描く“未来のまちのあり方”の第一歩になるといいます。
ホテルから観光名所へ、あるいはビルからビルへ。
これまで駅や空港に限られていた移動が、空飛ぶクルマの登場によって大きく変わります。
未来の移動手段を目にした人は、「すっごく楽しかった!乗ってみても楽しかった!」「(『eVTOL』で)東京と御殿場間を渋滞なくいけて、安全に乗れるなら利用したい」「未来を見ているような気がして楽しみにしています。(実用化したら)早く乗りたい!生きている間に」と期待を寄せます。
三菱地所は新たな空の移動手段の実現を目指し、空飛ぶクルマの社会実装につなげたいとしています。
三菱地所 丸の内業務企画部 主事・土山浩平さん:
(三菱地所は)オフィスビルから商業施設、空港、ホテルなど様々なアセットを展開しており、こういったところをうまく空飛ぶクルマでつないでいくことによって、新しい価値がつくれるシーンはたくさんあると思う。空飛ぶクルマのいい面を活用して、“新しいまちづくり”にも生かしていきたい。