和歌山県の白浜町は、関西で3例目となる「宿泊税」の導入に向け、委員会を発足させました。
30日に開かれた初会合では、1人1泊300円の宿泊税を徴収し、新たな財源を町の景観の整備などに充てる案が話し合われました。
白浜町ではことし6月、アドベンチャーワールドのパンダ全頭が中国に返還され、町の魅力を高めるためには安定的な財源の確保が必要としています。
会合の参加者からは「観光による収益を観光客に還元する仕組みが必要で、宿泊税はその財源となる」などの意見が出ました。
全産業の4割を観光産業が占める白浜町では、2027年度からの宿泊税導入を目指していて、導入が決まれば、関西では大阪府、京都市に続き3例目となります。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月30日放送)