30日から販売が始まった来年、2026年の年賀はがき。
最近は“年賀状じまい”をする人も多く、発行枚数は激減している。
■来年の年賀はがきの販売はじまる 発行枚数は去年より3割減
KITTE大阪にある郵便局では、来年の年賀はがきの販売が始まった。
早速、大量に購入する人も…。
年賀はがきを買った人:きょうは100枚ぐらいですかね。(買い始めたのは)1972年ぐらいじゃないかな。もう50年近くなるんですかね。
とっても熱い年賀状愛がある…、一方で日本郵便によると、年賀はがきの発行枚数はおよそ7億5000万枚で、去年より3割ほど少ないということだ。
1971年、元日に撮影された年賀状配達の出発式を見てみると…半世紀以上前は、たくさんの年賀状を運んでいたようだ。
しかし、街で聞いてみると…。
年賀状書かない派:ここ数年、10年ぐらい書かなくなった。『あけましておめでとう』ってLINEで送れば、お金もかからないし、手間もかからない。
年賀状書く派:『年賀状じまいします』というのが去年、おととしぐらいから入りだして…。『ご時世なんで』とか、どういうご時世か知らんけど。
SNSで新年の挨拶を済ませる人が増え、少し手間がかかる年賀状を送らない人が増えているのだ。

■「年賀状じまいしません」はがきや「推し活年賀」など新しい年賀状のカタチ
この流れを食い止めようと、始まったのが…。
記者リポート:ことしから『年賀状じまいしません』というデザインが登場します。
ここ最近の「年賀状じまい」に対して、日本郵便があえて、「年賀状じまいしません」というはがきデザインを複数作成。
「人と人との絆を見つめなおす」きっかけになると、魅力を発信するキャンペーンなのだ。

さらに…。
記者リポート:日本郵便では、推しのキャラクターに年賀状を送れるサービスが始まりました。滋賀県彦根市のキャラクターひこにゃんは、全員に返事を返してくれるということです。
新サービス「推し活年賀」のサイトには、150以上のキャラクターへの送り先が記載されていて、年賀状を送ることができるのだ。
時代ともに移り変わる年賀状のカタチ。
あなたは「年賀状じまい」するか?しないか?

■“年賀状じまい”防ぐ様々な取り組み ギフトを添えて贈る年賀状も
“年賀状じまい”をストップさせるために、様々な取り組みをしているということだ。
推しから年賀状が届く「推し活年賀」や「年賀状じまいしません」宣言ということで、「年賀状つなぎ」といったものがあるそうだ。
ほかにも、「POST and GIFT」という、ギフトを添えて年賀状が送ることができるサービスも行っている。
QRコード付きのシールをはがきに貼り付けるだけで、選べるギフトが贈れるということだ。
販売価格は550円から5500円で、Amazonやスターバックスなどのデジタルギフトや、米沢牛ランプステーキなどの配送ギフトまで選べるという。
年賀状離れが加速する中、こうしたアイデアでどこまで食い止めることができるのでだろうか…。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月30日放送)

