10年に1度の当たり年ともいわれる今年の紅葉。福井県内でも、代表的な紅葉スポット越前陶芸公園は「色づき始め」ですが、その他の場所はまだ進んできません。県内の紅葉について専門家に聞きました。
話を聞いたのは、越前町立福井総合植物園プラントピアの松本淳園長です。
Q.標高の高い山では10年に1度の紅葉だと言われているが県内は―
「森の中の背の低い木は猛暑や少雨の影響で水が少なかったため、夏場に元気がなくなっていたり実っていた果実が落たりして心配したが、背の高い木は葉が十分ついている」
Q.この後、ポイントになる気象条件は―
「最低気温が8度以下が3週間続き、晴天が続けばきれいな紅葉が見られる。例年並みの時期が見頃となる予想だが、多少、遅れるかもしれない」
猛暑の影響も多少あったようですが、この先の最低気温は、松本園長が紅葉のポイントとしてあげる8度を下回るようになってきたため、紅葉が進んでいきそうです。
県内の紅葉の見頃の予想は次のようになっています。
▼九頭竜湖畔 11月3日
▼越前陶芸公園 11月7日
その他の場所では、11月中旬から下旬と、例年並みかやや遅くなる予想です。
ただ、クマの出没が相次いでいるため、山間部の紅葉狩りは警戒が必要です。