宮城県警は10月29日、仙台駅東口近くのキャバクラ店で家宅捜索を行いました。「新店舗なんですけど」などと客引き行為をしたとして、経営者と従業員が逮捕されています。

記者リポート
「午前0時17分です。段ボールを持った捜査員が家宅捜索先のビルから出てきました」

風営法違反の疑いで県警が家宅捜索を行ったのは、宮城野区榴岡4丁目のキャバクラ店です。

県警によりますと、この店を経営する伊藤翔基容疑者(38)と、従業員の後藤雄大容疑者(38)の2人は共謀し、10月15日午後11時ごろ、この店舗が入るビルの敷地内で、私服警察官に対し「新店舗なんですけど。キャバクラ」などと声をかけ、客引き行為をした疑いが持たれています。

県警は2人の認否を明らかにしていません。

県警は10月に入り、青葉区国分町で常習的に客引きをしたとしてキャッチグループを摘発していて、捜査の過程で今回の店舗の存在が浮上。

家宅捜索では帳簿や営業許可証、スマートフォンなど段ボール3箱分の資料を押収したということです。

県警は店の売り上げが暴力団に渡っていた可能性もあるとみて、グループの実態解明を進めています。

仙台放送
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