群馬・伊勢崎市で、信号無視の車が猛スピードで交差点に進入する瞬間がドライブレコーダーに収録されていた。
この場面に遭遇したドライバーは、意図的な信号無視に感じられたと語っている。
一方、茨城・筑西市では、フォグランプを意味なく点灯させ続ける車が出現した。
運転を妨害する危険な行為に、専門家も危険性を指摘している。
信号無視の危険走行に“あぜん”
群馬・伊勢崎市で20日午前8時半前に撮影されたのは、撮影者が右折レーンに車線変更した直後、信号が赤に変わった交差点を青い車がスピードを上げて進入する姿だった。
目の当たりにした撮影者は、「危ないなと。交差点に入る手前で赤になっているので、意図して突っ走っていたとしか考えられない」と、あきれた様子で話した。
撮影者によると、青い車に乗っていたのは50代ぐらいの男性だったという。
フォグランプ乱用の迷惑行為
一方、茨城・筑西市で22日午後6時半ごろ、運転に支障を及ぼしかねない危険行為がカメラにとらえられた。
当初、撮影者の後ろを走る車のライトがピカピカと点滅していた。
光っていたのは「フォグランプ」で、本来は雨や霧などで視界が悪いときに、ヘッドライトを補助する目的で点けるライトだ。
しかし、映像では雨が降っている様子はなく、さらに白や黄色だけでなく、赤や青の光も点滅させていたとみられる。
撮影者は、「運転に支障が出るぐらいまぶしかった」と話し、その後、警察に通報したという。
運転していたのは、20代から30代の男性だったという。
交通ルールにくわしい弁護士は、「フォグランプの色は、白色または淡い黄色でなければいけない。色が明るすぎてはいけない点で引っかかる。それから光の軸が下に向いていないのではないか。この3点で保安基準に違反していると思う」と指摘した。
さらに弁護士は、「危険を避けるための緊急時の装置だという認識が欠けているという印象を受けた」と話している。
(「イット!」 10月29日放送より)
