岡山県は、インフルエンザの患者が増加しているとして、10月30日、県内に注意報を発令しました。過去10年で2番目に早い流行入りです。

岡山県によりますと10月20日から26日までの1週間で、県内50の医療機関から報告があった患者数は、1医療機関当たり2.88人となり、注意報の発令基準の1人を超えました。29日までに県内の幼稚園から高校の29の施設で学級閉鎖したということです。

今シーズンの注意報発令は昨シーズンより3週間早く、過去10年間で2番目に早い流行入りとなりました。

感染が広がっているのは、A香港型のウイルスですが、流行入りが早まった具体的な要因は分かっていないということです。

(岡山県疾病感染症対策課 原誠課長)
「昨年(2024年)も年末年始にかけてピークが来た。今年(2025年)も年末にかけて早いタイミングでピークが来ることも予想されるので早めの対策が重要になってくる」

県は、マスクの着用や手洗い、消毒のほか、室内では定期的な空気の入れ換え、適度な湿度を保つことなどを呼びかけています。

さらに備えとして早めのワクチン接種も呼びかけています。また昨シーズン、注意報からレベルが上がって警報が発令されたのは12月26日でした。

一方、香川県では、10月31日に最新の感染状況が発表されますが、10月6日から12日までの1週間では、患者数が1医療機関当たり1.33人となっていました。

岡山放送
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