アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は29日、政策金利を0.25%引き下げることを決めました。
利下げは2会合連続です。
FRBは声明で「ここ数カ月で雇用の下振れリスクが高まった」と指摘し、2会合連続となる0.25%の利下げを発表しました。
政策金利は3.75%から4%となり、連邦政府の一部閉鎖で多くの経済統計が停止される中、雇用悪化のリスクに対応した形です。
一方、FRBのパウエル議長は会見で、今後の方針については「意見が大きく分かれた」として、市場が予測していた12月の次回会合でのさらなる利下げは「決して既定路線ではない」と強調しました。