パリのルーブル美術館から宝飾品が強奪された事件で、捜査当局は、身柄を拘束された2人が容疑を一部認めたと発表しました。

ルーブル美術館で19日に発生した強盗事件をめぐっては、これまでに2人の容疑者の身柄が拘束され、2人が逃走を続けています。

パリ検察庁は29日、会見し、拘束されている2人はアルジェリア国籍の男(34)とパリ郊外出身の男(39)で、2人が犯行への関与を一部認めたことを明らかにしました。

一方で、ルーブル美術館の内部に犯行に関与した人物がいるのではないかと一部メディアが報じたことについては、「確認されていない」と否定しました。

宝飾品はまだ見つかっていないということで、検察は、最長で15年の禁錮刑となる組織的窃盗の罪などでの起訴を視野に詰めの捜査を行っています。