エンターテインメント企業が合同で中学校への出張授業を行いました。
「好き」を仕事にする意味とは…。
体育館に集まった、たくさんの中学生たち。
その視線の先にいたのは、アミューズやソニーミュージック、ポニーキャニオンなど、名だたるエンタメ企業の社員です。
さらにDJ KOOさんが登場し、体育館がまるでライブ会場に!
東京・多摩市の中学校で行われた、エンタメ業界の大手4社による特別授業「ENT NEXT class」。
アミューズ、エイベックス、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ポニーキャニオンは、この秋からエンタメ業界におけるサステナビリティ・アクションをより活性化させるための活動をスタート。
今回その第1弾として、次世代を担う子どもたちに向けて、エンタメ業界にもっと興味を持ってもらおうと、4社が一堂に会しての特別授業を開催しました。
「ENT NEXT ACTION」推進チーム・山崎千晶さん:
エンターテインメントって表舞台ばかりが結構注目されがちなんですけれど、実は裏側にはものすごくいろいろな仕事があったり、こういう世界があるんだなという気づきを提供できる場になればいいなと思って。
「普段どんな仕事をしているか」「なぜエンタメ業界を選んだのか」など、現役の社員が講師となって中学生たちにメッセージを届けます。
アミューズ・依田剛大さん:
マネージャーというイメージが本当に最初、自分もなかったんですよ。何やっているんだろうと。やろうと思えば、ドラマとか映画とか舞台のプロデュースもマネージャーはやります。
ポニーキャニオン アニメ映像事業本部・鎗水善史さん:
アニメって本当にたくさんの方が力を合わせて作っているので、みんなの協力を得て何とかするというのがプロデューサーの仕事です。
ソニー・ミュージックエンタテインメント 増田雅子さん:
私もともと音楽がすごく得意だったとか、音楽関係の学校を出ているとかというのでは全くなくてですね。絶対皆さんが面白いなと思うお仕事がエンタメ業界にはあると私は強く思っておりますので。
普段はなかなか聞けない生の声に、生徒の皆さんも興味津々。
そしてこの後、登場したのがエイベックス所属のアーティスト、DJ KOOさんです。
長年、エンタメ業界の最前線で活躍するKOOさん。
この日は講師として、自らの経験を交えて熱く語りました。
生徒から「何かミスしたときに立ち直る方法や、大切にしていることがあれば教えてくれるとうれしいです」と質問されたKOOさんは「良い質問Do DANCE!ですね。失敗したりミスしたりしたら、1回落ち込みましょう。その後に“でも、やんなきゃな”と思えば。あそこでこうすれば良かったんだという切り替えをつけていくと、なんか次につながる。失敗してもいいじゃないですか」と回答。
約2時間に及んだ特別授業に、生徒たちは「他の仕事と違って、特定の人だけじゃなくて日本というか、世界を代表するような仕事ってやっぱりすごいんだなと思いました」「有名な人とかに会えるだけじゃなくて、その人たちを支えることができるからいいと思いました」などと話していました。
DJ KOOさん:
テストだったら100点が1番だけど、エンタメに点数ってない。いかに楽しいものを作るか、それがエンタメ。元気出る、感動出る。それがエンタメだと思います。
「ENT NEXT ACTION」推進チーム・竹村謙二郎さん:
やっぱり感動だとかパッションだとかというエネルギーを与えることができるんじゃないか。我々のエンタメの力、何か信じてもらえるようであれば、何か一緒に取り組んでいけたらお声かけていただきたいと思っています。
持続可能なエンタメ業界の発展へ。
夢はさらに広がっています。