リニア中央新幹線の品川-名古屋間について、総工費が11兆円に膨らむ見通しであることが分かりました。
JR東海は29日の会見で、リニア中央新幹線の品川駅から名古屋駅の総工費について、近年の物価高などの影響で、2023年12月に公表していた7兆円から11兆円に膨らむ見通しであることを明らかにしました。
鋼材やコンクリートといった建設資材の高騰や、山岳トンネルでの工事で脆弱(ぜいじゃく)な地盤に対する追加工事が増加していることを受け、工事費を見直したということです。
リニア中央新幹線は、いまだに静岡工区でトンネル掘削工事が着工できていない状況で、開業は早くても2035年以降になる見通しです。
 
       
       
         
         
        