交通事故に遭った男性に支払われるべき保険金を横領したとして、弁護士の男が再逮捕されました。男は、成年後見人を務めていた女性の財産を横領したとしてすでに逮捕されています。

警察によりますと、広島弁護士会所属の弁護士・久行康夫容疑者(67)は、去年7月、交通事故に遭った県内に住む70代の男性に支払われるべき保険金の一部、およそ1400万円を横領した疑いがもたれています。

久行容疑者は、男性の親族から依頼を受けて保険金を預かる立場で、久行容疑者名義の口座に保険金が振り込まれていたということです。
警察の調べに対し久行容疑者は「横領行為はしたと思います」と容疑を認めています。

久行容疑者は、2018年に成年後見人を務めていた県内に住む30代の女性の口座から現金400万円を引き出し、横領した罪で29日、起訴されています。

この2つの事件の被害者以外からも別の被害の相談があるということで、警察は、久行容疑者が弁護士業務を悪用した横領を繰り返していたとみて、さらに余罪を調べています。

テレビ新広島
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