中国地方の刑務所の受刑者が、刑務作業でつくった新製品のコンクールが開かれました。
広島刑務所が出品したペンケース。使われている素材は、畳の縁です。
山口県の岩国刑務所からは、岩国市内5つの蔵の日本酒の銘柄が彫られたグラス。
コンクールは、デザインの専門家などからアドバイスをもらい受刑者の技能向上につなげてもらおうと毎年開かれているもので、中国地方の7つの刑務所でつくられた新製品26点が並びました。
【竹内記者】
「広島刑務所でつくられたこちらスマホポーチなんですが、縫っている部分すべて手縫いだそうです。受刑者の高齢化でこういった細かい作業ができる受刑者が少なくなってきているそうです」
【中国矯正管区・八代宏幸 管区長】
「身体機能を維持する手の動きを社会に行っても衰えさせないようにするために、日々努力して刑務作業に取り組んでいる受刑者も数多くおりますので、受刑者の改善更生を理解してもらえるような、そんな取り組みにつなげていければいいなと思っております」
新製品の一部は、来月22日と23日に広島刑務所で開かれる「中国地区矯正展」で販売されるということです。