スキルだけでなく、生徒一人ひとりの魅力を伝える就職支援の取り組みです。
諫早市の特別支援学校で28日、高校生と企業の採用担当者などが交流しました。
諫早市の希望が丘高等特別支援学校で28日に開かれた「対話おしゃべり会」です。
2024年度から始まった試みで、県の内外の34の企業から50人あまりと、2年生と3年生約20人が参加しました。
グループに分かれて学校や企業のいいところや、これからしてみたいことなどを自由に話します。
「どういう会社が働きやすいかな」
2年生
「コミュニケーションとかそこを意識したりとか、作業スピードとか(が気になる)」
学校は、企業側と生徒が対面で交流することで、知的障害のある生徒のコミュニケーション能力や受け入れる際に必要な支援などについても、理解を深める機会になればとしています。
初参加企業の採用担当者
「考えをしっかり持っていて安心した」「それぞれの特性に合わせた仕事を提供できるのではないかと思っている」
小島蓮さん(3年)
「こういう場があることで遠慮なく、質問することができるのでいいと思う」
生徒たちは2年生から接客や清掃など技能を磨いていて、例年、約9割の卒業生が就職しています。
学校は交流の場をいかして、実習の受け入れ先や就職につなげたいと話しています。