各地で相次いでいるクマによる被害を受け、政府は関係する閣僚を集めた初めての会議を30日に開きます。
木原官房長官:
従来の対策パッケージでは想定し得なかった、より包括的かつ機動的な対応が求められていると認識している。
政府は、クマ被害対策に関する省庁の連絡会議を30日に開く予定でしたが、木原官房長官は、これを関係閣僚による会議に格上げすると発表しました。
木原官房長官は、クマによる被害が多様化・広域化していると指摘した上で、「まずは人里に侵入してきたクマを、迅速かつ的確に駆除することが重要だ」と述べ、人の日常生活圏であっても、クマに対して銃を使うことを可能とする緊急銃猟制度の確実な運用などに取り組む考えを示しました。