原爆資料館の地下に「子供向けの新展示」を整備する計画が2028年度を目指し進められています。これについて、29日、広島市は専門家を集め、新展示についての検討会を開きました。
2回目となる検討会議には市の職員や被爆者、専門家などおよそ30人が参加し、新たな展示スペースの内容案が示されました。
展示には実際に原爆資料館を訪れた子どもたちへのアンケートなどから得られた「年齢が低いほど怖さや悲しみが連続しやすい」といった分析結果を生かしたことが報告されました。
専門家からは「人物に焦点を当てたライフヒストリーを見せるべき」といった展示内容に関する意見がでました。
【広島大学・鈴木由美子 理事・副学長】
「子供なりに考え、心で感じて、自分の言葉として(原爆は)いけないんだと。主体化を進めていくということが大事なことと思う」
次回の検討会議は3月に開かれる予定です。