静岡県内は10月28日朝の冷え込みが強まった一方、日中は日差しが届いて気温が上がりました。28日のような秋晴れの日に注意したいのが「秋の花粉症」。2025年は飛散が長引く可能性も指摘されています。

放射冷却の影響で冷え込みが強まった28日朝の県内。最低気温は井川で3.2℃、川根本町で5.2℃、静岡で10.7℃など10の地点で今シーズン最も寒い朝となりました。

深まる秋。寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節でもあります。

女性:
疲れやすいというのは感じる。周りも秋の花粉症が急に出た人が多いので体調管理は気を付けなければ

女性:
母は体調崩していて、咳が出たりのどの痛みが出たり、体調は良くなさそう

女性:
熱っぽさまではないが、花粉症と寒暖差で鼻水が出るというのはある

こうしたなか、静岡市駿河区の耳鼻科には9月から咳の症状を訴える患者が多く訪れているといいます。

その理由の1つが「秋の花粉症」です。

東静岡耳鼻科・加藤高志 院長:
風邪・咳が残っている中で花粉症由来という方は意外と多い

ブタクサやヨモギなどが原因で引き起こされる「秋の花粉症」。

スギ花粉に比べて粒子が小さく気管に入りやすいことから咳を引き起こしやすいといいます。

東静岡耳鼻科・加藤高志 院長:
風邪だと思っているが、咳がずっと良くならない。それが抗アレルギー剤で治っていく方が多い。ピークはほぼ過ぎていると思うが、これだけの雨が降ったりしているので天候次第で後ろにずれると思う

この夏は残暑が長引いたことで花粉の量が増えていて、加藤院長は今後も気温が高い日が続けば飛散時期が長引く可能性もあると指摘しています。

雨のあとに良く晴れた日や28日のように風が強く空気が乾燥している日は花粉が飛びやすいため、症状のある人は対策をすると良さそうです。

気象台によりますと朝の冷え込みは30日まで続く見通しで、寒暖差による体調の変化にも注意が必要です。

テレビ静岡
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