サウナ付き高級住宅の建築などを手掛ける札幌市の住宅メーカー「フェザーホーム」が10月27日、札幌地方裁判所から破産手続き開始の決定を受けていたことがわかりました。
2021年設立のフェザーホームは、札幌市内やニセコエリア・富良野市などのリゾート地で、高いデザイン性やジャグジーやシアターなどラグジュアリーな空間を提供できることを強みに、富裕層をターゲットとした戸建住宅の建築を中心に手掛けてきました。
2024年には、ブームとなったサウナ関連事業に注力。新築住宅の建築と連動させ、成約の大半が「サウナ付き物件」となり、2025年1月期には約21億2500万円の年売上高を計上していました。
しかし、急激な業務拡大に伴い運転資金が増え、建築資材や外部への発注費などの高騰が重なり、収益が悪化。資金繰りが厳しくなり、10月1日で事業を停止した後、14日に札幌地裁に自己破産を申請していました。
民間の信用調査会社帝国データバンク札幌支店によりますと、負債総額は10月時点で約9億4000万円です。