高市首相が「労働時間規制の緩和の検討」を指示する中、厚生労働省の審議会で労働者側の委員から「強い懸念の声が寄せられている」として、反対の姿勢が示されました。
厚労省の審議会では「働き方改革関連法」の施行から5年が経過し、関係法制の見直しに向けた議論が進んでいます。
この中で先週、高市首相が「労働時間規制の緩和の検討」を上野厚労相に指示したことについて委員から意見が出ました。
労働者側の委員からは、「働き方改革を逆行させることはあってはならない」と反対姿勢が示された一方で、企業側の委員からは「早期に検討をお願いしたい」と支持する声が出ました。
厚労省は労働時間に関する調査の結果を踏まえ、議論を進める方針です。