佐賀駐屯地のオスプレイが長崎県佐世保市の相浦駐屯地で水陸機動団と訓練を行いました。水陸機動団と本格的な人員の輸送訓練を行うのは佐賀への移駐後初めてです。

【長島百花】
「長崎県佐世保市の相浦駐屯地です。水陸機動団の隊員を乗せたオスプレイが相浦駐屯地から福江空港へ向けて飛び立ちます」

27日佐賀駐屯地の輸送航空隊と長崎県佐世保市相浦駐屯地の水陸機動団がオスプレイを使って離島奪還などを想定した本格的な訓練に臨みました。
この訓練は防衛や災害対応などの能力を高めようと自衛隊が10月20日から全国で行っている大規模訓練の一環で行われたものです。

27日はオスプレイで相浦駐屯地と長崎県五島市の福江空港を往復して何度も離着陸を行い、水陸機動団の隊員が乗り降りする際の手順や輸送航空隊との連携などを確認していました。

【陸上総隊司令部 大槻弘樹3等陸佐】
「もともとオスプレイが佐賀に駐屯する目的が水陸機動団との一体的な運用のためなので、そういう意味では意義があった。きょうは一部の隊員しかまだ参加していないので、すべての隊員が練度があがるように訓練できれば」

オスプレイと水陸機動団は南西諸島の防衛強化のため一体的に運用することが想定されていて、両者が連携して人員輸送訓練を行ったのは今年7月にオスプレイが佐賀駐屯地へ配備されてから初めてだということです。

サガテレビ
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